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さくら さく  SAC RA SAC 

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目の前にバスが止まる
それに飛び乗ってみる...
こんな暖かな日和には、寄り道もおもしろい。

サクラの花が咲きました。

小さな頃から遊び場であった砧公園。ゴルフ場だった芝生の広がる園内には、樹齢40年以上のサクラの大木がつらなり見事です。お花見弁当もよいのですが、ここではワイン片手にチーズとフランスパンも似合いそう。

枝先が地面につきそうなくらいの大木のした、見上げると繊細なレース編のような樹形、サクラのもつ母性が優雅に包んでくれる。花はかすかに香ります。

世田谷美術館に勤める友人に会いたくて、モクレンの香りを堪能しながらも、足はいそいそと美術館へ。「今日はヒマなの」という友人の言葉に甘えて、平日で人気のないホールで中味の濃いおしゃべりに時間を忘れました。

開催中の『世田谷時代1946-1954の岡本太郎』展にも寄り道。

岡本太郎の...
芸術家になるよう期待された家庭環境からの逃避
芸術への憧れよりも破壊をこころみる原動力
身を切り刻むような痛みを宿す構図
身体の芯に響いてくる色彩の生命力
嬉々として躍動する物体(造形)

歩き過ぎた身体には少々食傷ぎみでしたが...。

太郎の言葉や文章が好きです。
以前読んだ『沖縄文化論〜忘れられた日本』(中公文庫)など、民俗学への太郎の鋭い眼光も、ある「真理」をぞくぞく感じさせてくれておもしろい。


    他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ。

    いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。やってごらん。

    愛に燃えるその瞬間が”永遠”なんだ。

    年とともに若くなっていくのが自分でわかるね。

    人生は”積みへらし”だ。

           『強く生きる言葉』岡本太郎(イースト・プレス社)より

寄り道からたくさんのエネルギーをいただきました...感謝。
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by mahaalmaharik | 2007-03-28 22:14 | 自然観察

カモミールのやさしさ

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このところ食べ過ぎた身体をもてあまし、昨日は私が以前修行させていただいていたサロン『ルチェーレ』さんへ。

ドアをあけると、とても落ち着くお香の匂い...私の体調を配慮してカモミールと沈香の香粉をアロマランプで焚きしめて出迎えてくれました。

ハーブティーは、ナツメ・ジオウ・リュウガン・シナモンなど温めて体力をつけてくれる漢方にジャーマンカモミールをブレンドしたもの。
カモミール単品のほのかな澄んだ甘さも美味しいのですが、冷えの残る身にはとてもほっとします。


カモミールは鎮静・鎮痛作用があり炎症やほてった身体をさましてくれる。どんなハーブともあわせやすく、おだやかでバランスのとれた味に。

五味(甘・苦・酸・塩・旨味)がそろってお腹にやさしいので、お子さんの味覚を訓練するためにもお母さん方にもよくお薦めしています。

春は、五行で木気〜「肝の気」が盛んになり、筋肉などのけいれん、目の疲れ・花粉症などの冬の冷えが春の暖かさとともに上昇して上半身に起こす様々なトラブル、イライラして怒りっぽかったり、憂うつになったりの気分、肝臓のうっ血による消化器や生殖器の症状などが起こりがち。

そんな時に、カモミール(キク科)は肝臓の解毒を高めて、緩和してくれる。苦味のある春野菜も美味しい。

だいたい似た作用をもつカモミールの二種ですが、有名なアズレン成分を含むジャーマン種はどちらかというと表面の皮膚や粘膜などの炎症やアレルギーを抑えたり、より苦味のあるローマン種は神経などを鎮めてくれる個性がよりあるようです。


さてルチェーレでは、カモミールの水精油で冷たいアイパックをしてもらいながら、芳香整体と合わせて、ストーンセラピーも加えてくれました。

上半身をさますために冷たくしたサルドニクス(珪素)と温かくした玄武岩をお腹にのせて..石の力はグランディングをサポートしてくれたようです。



*カモミールのお茶を入れる時は30秒〜1分以内にいれると美味しい。長く置くと農薬を使っていないので花につく虫の成分が出てしまうらしい。

(写真はユキヤナギ。花曇りの日でも白い小さな花々が光る。)
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by mahaalmaharik | 2007-03-27 18:14 | アロマな暮らし

春を舞う

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今日はぽかぽか陽気で気持ちのいい一日。

神社で手を合わせていると
何か後ろで気配が...

(ん?..
 なにか飛んで来たのかな)

ふり返ると、モクレンの白い花々でした。

春を告げる白い妖精(?)を感じさせる生命力。

サクラの開花もはじまりましたね。
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by mahaalmaharik | 2007-03-23 18:56 | 自然観察

等々力めぐり

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ひとあし早いお花見に、多摩堤通り沿いの寒ザクラを愛でに。
退院したばかりの私を、姉が車で連れ出してくれました。

まだ花の少ないこの時期、メジロ、ヒヨドリ、シジュウガラ、スズメなど、たっくさんの野鳥が集まって来ていました。

近くの等々力不動尊にもよってお参り。東京で唯一の渓谷、等々力渓谷まで降りると小さな滝には湧き水がしたたっていて、久しぶりにふか〜く呼吸をして細胞がいれかわった気分です。

花より団子...締めは等々力駅近くの美味しいお豆腐屋さん『翠家(みどりや)』へ。ここの「桶(おけ)よせ豆腐」は絶品でした!

世田谷は小さな水の都でもある...いつまでも残っていますように。


*等々力不動尊
http://www.nikotama-kun.jp/fuueki_tenple_todoroki_fudouson.htm
(境内の舞台から眼下に見渡す500本の桜の景色は見事。4月上旬に桜祭りが
催され雪洞に火がともされ夜桜でも賑 う)
*豆腐『翠家 みどりや』http://www.todoroki.net/midoriya/index.html
(地元では有名なここのお豆腐は玉川高島屋の明治屋ストアでも手に入ります)
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by mahaalmaharik | 2007-03-08 22:54 | 自然観察

いのちを支えるスープ〜『あなたのために』

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気がつけば春!
しばらく冬眠していた間に、早い春が次々と花を咲かせていたんですね〜。
桃の花の白さと新緑が清清しいです。

春は生命の生まれ変わりの季節。

この冬は、久しぶりに持病の自己免疫疾患が出てしまい、長いこと食べることができませんでした。
私の胃腸はまるで生まれたばかりの赤ちゃんの状態と同じ。
滋養欠乏の限界状態の中、何を口にすることができたか...

「おつゆ〜露」「スープ」です。

今まで自分なりの経験からこんな時は、昆布と椎茸・かつお節の出汁(だし)にほんの少しの自然塩を入れただけの吸い物、それが大丈夫なら、果汁、そして大和芋などを軽く火であぶったもの、お粥(穀物)...と生命進化の古いものの方がいただきやすいことを体験していましたが、今回、姉が教えてくれた、辰巳芳子さんの『あなたのために〜いのちを支えるスープ』というご本の中の「玄米スープ」に、ほんとうに救われました。

まさに、「あなたのために」つくってくれた母の思いとともに、総身に染みわたる「いのちの素、つゆ」をいただいて、「生かされている」感覚がよみがえります。

煎じる前に、玄米をいるのですが、ピチピチと米に花が咲く音とともに甘く香ばしい匂いが上がって来て、香りが生命力のエキスであることを改めて実感します。

そして、ほうろうのポットにいり玄米(無農薬・有機栽培1/2カップ)、天然昆布(5cm角2〜3枚)、梅干し1個(種なら3個)、水(5カップ)を入れて火にかけ、煮立つまでは中火で、煮立ったらポットのふたを少々ずらし、ふつふつと煮立つ程度に火を落とし、30分程炊く---- のですが、詳しくはその真髄とともに本を見ていただいた方がよいようです。(私はできる範囲でつくりましたが..)

厳選した素材の力を一番引き出すように、丁寧に解説された辰巳さんの言葉ひとつひとつには、長年の料理家として、そして半身附随で言語障害、嚥下困難だったお父様の8年に及ぶ介護の経験から得られた「いのちを支える」「生きるため」の食への思いが「祈り」にまで昇華され、「生」の奥深さが拝察されます。


  人の生命のゆきつくところは
  愛し愛され、一つになることを願い
  それをあらわさずにはおられぬ仕組みを
  生きるところにあると思います

  人間の尊厳も自由も
  互いに愛惜せねばならぬ根源も
  ここに、見いだされてなりません

これが、スープの湯気の向こうに見える実存的使命です。 (序文「スープに託す」)


この冬、人を支える根源である「食」への認識を身体ごと味わう思いで過ごしてきて、ふと、この言葉が腑に落ちました。

おこがましくも、細々ながら「aroma」にたずさわって来た私は、「スープの湯気」の言葉に「香り」も重ねてしまいます。


*『あなたのために〜いのちを支えるスープ』辰巳芳子 文化出版局
和洋あわせて60余りのレシピのひとつひとつが慈しみをもって載っています。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E2%80%95%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%82%92%E6%94%AF%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97-%E8%BE%B0%E5%B7%B3-%E8%8A%B3%E5%AD%90/dp/4579208250/ref=pd_bbs_sr_1/503-1745385-3891910?ie=UTF8&s=books&qid=1172993511&sr=8-1 
*最近、辰巳さんの特集番組がよく放映されています。近々では、3月5日(月)NHK総合10:00PM〜から。
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by mahaalmaharik | 2007-03-04 14:13 | アロマな暮らし