昨日の「豊香堂」さんからの帰り道、すぐ向かいにある「牧野記念庭園」に寄って、しばし一休み。 大きな「ユリの木」の紅葉に思わず口を開けて仰いでいました。(前記事の写真) 神代植物公園でもいつも立ち寄ると、どうしても抱きつきたくなる母なる「ユリの木」です。 大きな幹の根元で手を広げてそっと抱くと、幹の中で地面から吸い上げているだろう水の流れと、自分の身体の水の流れがいっしょになって登っていく...あったかい。 世界的植物大学者である故牧野富太郎博士の庭園内に、彼の愛した植物とともに彼の書斎や業績の奇跡を追える資料館があって、植物図譜や標本、採集の際に使った道具なども観ることができます。 実は植物図譜に見入るのがすごく好き。なぜかとてもひかれる。綺麗な色で模写されたものも美しいのですが、牧野博士の描いたものの中には毛筆で書いているものもあり、だからでしょうか、愛嬌を感じます。 それら細かな展示物に目をこらそうとつい鼻が近付く。古い湿気のある家屋やさびている道具、すれた紙やインク、ずっとずっと昔標本にされた植物など、埃っぽくて懐かしいような、なんとも言えぬ匂いをかもし出していました。、 じっと植物と向き合った時にも響いてくる...音のような、音ともいえぬような...そう「香りの響き」が聞こえてくるみたいな感じ。 ここでも五感のクロスオーバー...時間(クロノス)もオーバー。 やっぱり香りは聞いているのかなあ。 牧野記念庭園 http://parkandcats.hp.infoseek.co.jp/makinokinenteien.html
by mahaalmaharik
| 2006-11-09 19:55
| アロマな暮らし
|
カテゴリ
以前の記事
2012年 07月 2012年 06月 2012年 04月 2012年 02月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2010年 10月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 検索
記事ランキング
メモ帳
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||